サニックスが事業用太陽光発電の卒FIT電気を7円/kWhで買取るプランを発表しました(サニックス、事業用低圧太陽光の「卒FIT」支援、10年の買取り延長)。
もっとも、買取り延長の対象は今年14円/kWhで事業を始める人なので、既にもっと高い売電価格で事業を行っている人は対象外ですね。多分、14円/kWhになって太陽光発電事業の魅力が減り、分譲事業が難しくなっているので、卒FIT後の買取り補償を付けることで付加価値を高め、案件を捌き易くしているのだと私は想像しています。
理由はどうであれ、事業用太陽光発電の卒FIT後の買取り価格が示されたのは参考になります。最近は住宅太陽光発電の卒FIT後の買取り価格がいろいろ発表されていますので、大体想像がつくところではありますが・・・、やはり想像に違わず7円/kWhでした。
7円/kWhかぁ。
卒FIT後は投資回収されていますから採算は楽ですけれど、私の発電所で考えると7円/kWhだとギリギリ黒字になる程度という線ですね。土地の賃貸料と保守委託料、モニタの通信費、保険その他を差っ引くと一年で数万円残るぐらいですかね。何かあると赤字になる。本来は、FIT後も事業を続けるのが良いのでしょうけれど、厳しいですね。保険はやめるかな? パネルの廃棄費用などはFIT期間中に確保しておかないといけないです。事業を続けるには、せめて8円/kWhで売りたいですね。
いずれにせよ、なかなか勉強になる話でした。
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