京セラが太陽光パネルの減産するようです(太陽光パネル減産相次ぐ、京セラ、国内生産撤退)。私はこの新聞の会員ではありませんので、記事の頭の部分しか読めませんが、三重工場を休止するということらしいです。ちょっとネットをで調べると、既に昨年閉鎖していたという話もありました。
パナソニックが太陽電池の二色浜工場休止をするという話がありましたが、ここは再開したようです(パナソニックの太陽電池工場が再稼働)。パナソニックはトヨタやテスラと協業したり、住宅へ組み込んだりとうまく営業して頑張っているようですが、京セラの業態では太陽電池の展開は難しいのでしょうかね。
京セラの特徴はインゴットからパネルまで一貫して作っているところにありました。記事を見ますと「国内の組み立て工場から撤退する」となっていますので、セルまでの生産は続けるように聞こえます。組み立て工程はほとんど自動化されているので、あまりコストはかからないかと思いましたが、京セラの三重工場は設備が古かったのでしょうかね。
大規模生産体制を持つ海外勢に勝てないというのは、中国のことでしょう。太陽電池製造は意外に付加価値が少なく、大量生産に負けてしまう商品だったようです。確かにパネル組み立ての工程など殆んどノウハウはありませんが、セル、ウエハー、インゴットと上流工程に行くともう少し材料ノウハウの必要なところがあるように思います。京セラはセラミックからスタートした会社ですから、インゴットなどの上流では頑張って勝って欲しいです。
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