さて、今日は番外編の最後として東芝についてのコメントです。
東芝はサンシャインにも参加していませんでしたし、太陽電池にはノータッチの会社と思っていました。別にノータッチでも良かったのですが、いつの間にかサンパワーの電池をOEMで(OEMだと思う)販売するようになっていました。
シャープへのコメントの時に書きましたが、私は会社のDNAのようなものにとても重要だと思っています。東芝はどうもこのDNAがはっきりしません。昔は「東芝日曜劇場」が有名で家電をやっているイメージがありました。一方で、私がラジオ少年だった時には真空管を頑張っているというイメージもありました。後に重電にも結構力を入れているなということが判り、原子力では有名になっていました。そういえばDynaBookもありました。
総合電機メーカーとして頑張っているのでしょうが、何をやりたいのか良く判りません。いろいろやっても良いのですが、何か思想(理念かな?)のようなものが無いとまとまらなくなってしまうのではと思います。
そうこうしている内に利益至上主義になり、会計不正が起こりました。会計不正は正すとして、利益至上に走った背景には理念を持てず経営方向が定まらなかったような点があったのではという気がします。
東芝はOEM提供を受けて太陽電池にも手を出してきました。原子力もリストラしないようです。エネルギー開発で社会貢献しようとするのか、あるいはクリーン技術をやろうというのか、そこに東芝の経営資源はどのように活かされるのか?
まぁ、今の東芝は大変な状況なので、とにかく何とかしなければならないというのは判りますが・・・。このまま理念なきリストラをするのでしょうか? ソニーやパナソニックも結構大変な状況だったですが、これらの会社は何かDNAらしきものを持って凌いでいるように思えます。
東芝はどうしていくのか・・・、私のような傍観者が偉そうなことを言える訳ではないのですが、せめて「太陽電池をどう取り扱うのか」だけでも見ていこうと思っています。
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