2019年には住宅用太陽光発電で高値買取りの10年が終了するユーザーがいよいよ出てきます。10年終了のユーザーは投資を回収している筈だから、その後発電される電気はタダの電気として注目されていますね。一方で太陽光発電の高値買取りについては、世間からは不当に儲けているというような非難まで受けることもありますが、本当でしょうか。住宅用太陽光については、そんなに儲かっていないのではないかと私は見ています。
私も住宅用太陽光を屋根に載せています。私の太陽光は買取り価格38円ですが、今に比べるとかなり高いですね。それでも10年でぎりぎり元が取れるというぐらいで、ほとんど儲けにはなりそうにありません。
私が太陽光を導入する時には5社ほどから見積もりを取り、その中で中ほど価格の業者で設置しました。従って、安い業者で設置していたら、もっと儲けが出ていたでしょうけれど、安いところの業者は何か頼りない感じで、信頼できそうな中で一番安いところを選んだ結果このようになっています。この判断は間違っていなかったと今でも思っています。でもやはりもう少し稼ぎたかったですね。
住宅用太陽光の投資回収が難しかった理由を私は次のように考えています。
住宅用太陽光はあまり太陽光について詳しくない人も多く導入していました。このため業者からは価格設定がやり安かったと思います。その結果、高値買取り期間10年でぎりぎり元が取れるかどうかぐらいの価格に設定するという戦略をとられたと思います。その後、買取り価格が下がるたびに、太陽光の価格も比例して下がっていたのはその現れです。実際のコストからみた価格はもっと安くできたのではないかと思われます。利益は、メーカーや設置業者、販売店や電力会社などに薄く分配されたのでしょう。そのためそれぞれはそれほど設けたという意識は無いのでしょうね。もちろん太陽光購入者にも少しの利益が回りました。ただ、日照条件が悪い家などでは投資が回収できないところも結構あるようです。
まぁ、私は今の状況で満足していますが、儲けているという状態ではないのは確かです。他のところも同じような状況ではないでしょうか。
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