前回、第2発電所の候補サイトとして、エコの輪が提示している22kW案件に絞ってもう少し情報を求めて検討することにしたところまで説明しました。
検討事項としては
- 東電との連系費用
- パネルの設置角度など
- その他の経費
などでした。
さて、こちらからの質問に対しエコの輪から連絡がありました。連系費用については「分からないが100万円以下だろう」という少し曖昧とした返事がありました。22kWと小さい設備だと、連系費用の負担が大きく響いてきます。このコストをあまり曖昧にはしたくないのですが・・・。現場はおそらく電柱を3本ぐらい立てなければならないので、ここのコスト負担リスクは大きそうです。
パネルの設置角度は10°、アレイ間隔は1.6mでした。アレイの後端は70cmほど高くなるようですが、アレイ間で影の影響はなさそうです。最近はこのように低い設置角度でパネルをたくさん敷き詰めて発電するのが一般的ですが、やはり10°だと発電効率は悪くなります。1年の発電量予測を1,100kWh/kW にしているのはそのためかもしれません。土地が狭いのでこのようになってしまったのでしょう。
これだと利回りはやはり良くて4%ぐらいではないかと思います。土地代が高いことも利回り悪化に影響しているので、不動産屋さんに電話して、値段に交渉の余地があるか聞いてみましたが、難しそうです。
ところで、エコの輪では別途5.5%のファンドも募集していて、それ以上の利回りで無ければ発電所を購入する意味がないと前回書きました。
このファンドについて調べてみると、5.5%というのはファンドの平均残高に対してで、投資に対しての利回りは3.2%ほどでした。それなら確かに発電所を購入する方が少し利回りは良くなりますが、そもそもこんな紛らわしい表現でファンドを募集しているという会社の姿勢に抵抗を感じてしまいます。
また、こちらがメールで質問したのに対し先方は電話で答えてきましたが、電話での答えというのは証拠が残らないので、私はあまり歓迎しません。
このようなことから、だんだん厭気がさしてきたのですが、ちょうど私の知り合いの方から良い提案がありました。容量は44kWと大きくなって、しかも遠いことが難点ですが、利回りが改善されるだけでなく、安心して仕事を頼めるという魅力があります。
エコの輪は置いておいて、そちらと話を進めていくことにしました。
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