日経新聞で題記のような記事がありました(太陽光発電、宴のあと)。この記事は会員制でWEBでは読めませんが、こちらの方に中身が載っていました(太陽光、宴のあと)。内容は太陽光をやっている人にとっては特に目新しいものではないですが、タイトルが何となく皮肉っぽいのが気になります。記事の最後では「再生エネ普及は遠のく」と書いて、今後の太陽光普及が減速するのを懸念しているような姿勢を示していますが、一方で太陽光を良く知らないような、あるいは反感さえ持っているような書きっぷりです。
例えば新FIT法の施行で大量に太陽光発電の認定が取り消され普及が停滞すると指摘していますが、これまでの設備認定の中には中身を吟味せずに取りあえず権利を確保するためのものも多くありましたので、そういうものは今回失効になる方が健全だと思います。太陽光バブルを利用し不当に儲けようとしていた業者があったことも指摘していますが、これも言い古された話で何のために今更わざわざ取り上げるのかと思ってしまいます。また、太陽光パネル事業が減退しているという指摘もしていますが、これの大きな原因は中国の低価格攻勢によるもので、新FIT法の影響とは必ずしも言えないと思います。
新FIT法の施行を私はむしろ望ましいものだと思っています。しかし、この日経の記事はどうもネガティブなことばかり書いていますね。太陽光の普及を願っているのなら、こういうネガティブな記事を書くより、もっと前向きなことを書くと思うのですがどうでしょうか。
日経は太陽光に対してどういうスタンスなのでしょうかね。
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