北九州で太陽光と風力のハイブリッドの発電所が稼働するそうです(北九州に稼働した国内最大の商用風車、太陽光とのハイブリッド)。「太陽光と風力をハイブリッドにして何か意味があるのかな?」と疑問に思い記事を読んでみると、ハイブリッドと言っても連系のところの昇圧を共通にしているだけでした。風力と太陽光はそれぞれ独立に稼働しています。こんなものでもハイブリッドと言うのでしょうかねぇ。
記事をもう少し読んでみると、ハイブリッドにした理由が判りました。ここの発電所は北九州市が公募で実施したプロジェクトで、北九州市はここが風力の有望地だろうと見て何とか風力サイトとして全国からの投資を呼び込むためのモデルにしたかったようです。しかし風力サイトとして確実かどうか自信が無いので、太陽光を併設してリスクヘッジしたようです。
それがなら、本当は風力無しでメガソーラーだけを設置する方が安全確実と言うことですね。センス悪いなぁ。
売電はFITになりますが、風力と太陽光が混じっているために、それぞれに売電メーターを付けて、全体の売電量をそれぞれの売電メーターでの計測比に分割して精算するそうです。そうしないと誤差が生じるらしいです。面倒くさいなぁ。電力会社は嫌がらないのかなぁ。
まぁ、風力サイトとして有望であることが判れば、何もハイブリッドなどせずに開発されることになるでしょう。それがハッピーエンドですね。
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