昨日、自然エネルギー財団の太陽光発電コスト分析(日本の太陽光発電コスト 現状と将来推計)を紹介しましたが、パネルコストについてもう少し見てみましょう。下図が上記のレポートに載っていた現状のパネルコストです。
日本メーカーのパネルは8万円強/kW、今年値上がりしているというのは理解困難ですが、とにかく海外メーカーの4-5万円/kWに対してやたら高いですね。日本のメーカー、こんなことで良いのですかね。海外メーカーが中国・台湾より安くなっていますが、これも残念ながらどこなのか判りません。
一方、アメリカのデータですが、私がいつも参照しているPVinsightsの去年から今年のパネル価格傾向は下図のようになっています。
このデータはメガソーラークラスの取引での最低価格と言うことですから、かなり安くなっているのは当然として、この価格トレンドでは、昨年中国が太陽光発電を導入促進から抑制に政策変更した結果(昨年5月末)、パネル価格が急落した様子が見て取れます。その後20セント強/Wで推移していたのですが、どうも最近また値下がりし始めているように見えるのが気になります。
最近は生産過剰でパネルがダブついているというニュースをどこかで読んだ気がするのですが、出典が判らなくなってしまい確認が取れません。どうなのでしょうね。最低価格はともかくとして、前述のレポートに出ていたパネル価格もだんだんと20セント強/W(2万円強/kW)に近づいているのかもしれません。
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