太陽光発電をやっている人にとってLooopは良く聞く会社かも知れませんが、普通の人はほとんど知らない会社でしょう。東日本大震災の時に太陽光発電セットを無償設置したことがきっかけで作られた会社で、その後のFITによる太陽光ブームに乗って急拡大してきたようです。
正直言って私は最近の太陽光ブームに乗って作られた会社にはあまり良い印象は持っていないのですが、Looopぐらい成長してくるのは違うのかなという気もしていました。で、そう思っているとLooopがケニアでメガソーラーをするという記事がありました(ケニアにてメガソーラー建設、日本企業が初参入)。
私はケニアには数年前にJICAの太陽光地方電化事業で2年ほど関わったのですが、ケニアは意外に進んでいて、太陽光ではもう地方電化の仕事をする余地は少なく、メガソーラーのような分野に移るべきではという印象を持っていました。ただ、当時はFITのような制度はまだできていなくて、まず制度整備から取り掛からなければならないなと思っていました。
記事を見ると、Looopが建設するメガソーラーの電気はFITで買い取られるようですから、ケニアにもFITが整備されたのですね。ケニアも良く頑張っていますが、これをしっかりと把握しビジネスにしたLooopも結構やりますね。こいうフットワークの良さがLooopをここまで成長させたのかもしれません。
Looopは太陽光発電のキットで有名で、パネルも出しているようです(多分OEMで中国の製品だと思います)。パネルについては品質がどうなのかなと言う心配はありますが、仕事の進め方はうまいですね。今後も注目していきたいと思います。
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