梅雨も明けて、一年で最も暑い時期になりました。この時期の真昼間、冷房需要が最大になる頃に電力需給が最も逼迫すると言われていました。そして太陽光発電は、日射の強い時に出力も上がるので(熱には少し弱いのですが)、このようなピークカットには効果を発揮すると言われていました。
FITで大量に太陽光発電が導入されて、やはりピークカットの効果はあったようで、昨年は夏場の電力需要のひっ迫はほとんど無かったらしいです。
しかし、そのためにピーク対応の電力供給事業がやりにくくなっているようです(太陽光発電導入拡大でピーク電源の採算悪化)。ピーク需要が激減したために稼働率が低くなり、わずかな稼働時間で維持にかかる固定費をカバーするのが難しいのでしょう。
太陽光発電はピークカットの効果を期待されていると思っていたのに、このようなことを言われるのはちょっと不本意な思いもします。それに太陽光発電が導入されるとピーク需要が緩和されるなんて、初めからわかっていたはずなのですが。
何となくこの記事、東電が嫌味で流しているような気がします。
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