私は運営している発電所の普段の保守管理は専門の業者に委託していますが、年に一度の定期点検には現地に行き検査に立ち会います。保守管理を委託している業者は十分信用できるので、作業はほとんど業者任せになっていますが、一応、目視検査とサーモカメラ検査を自分で行っています。まぁ、そうでもしないと現地で手持無沙汰と言うこともありますが・・・。
しかし、実際に目視検査を行うと言っても何をしたら良いのか良く判りません。そういう時にネット情報と言うのは参考になります。最近も目視検査に関する記事がありました(太陽光発電、目視で見つけるトラブルの火種)。それほど大したことは書いてありません(笑)が、参考にはなります。まぁ、この記事を書いている会社は保守を請け負う会社なので、細かいところまで教えずに自分たちに仕事が欲しいでしょうから、大体の情報であとはこちらの想像力を働かせることになります。
定期点検の場合は経時変化を見ることになるので、錆や緩み、変色などの確認が中心でしょう。緩みなどは実際に触って確認すると良いのでしょうけれど、それ全部行うのは大変なので、目視に頼る部分が大です。私がこの前行った目視検査では、配線を配管に入れるところのパテが劣化してはがれ、隙間ができているところがあったので、業者に指摘して塞いでおいてもらいました。あとは大した問題は無かったですね。
とにかく、立ち合いで検査をすれば、それだけ業者も緊張して実施すると思います。私が最も重要に思っているのはその点です。従って現地に行くだけでも十分に用は果たしているのですが、せっかく現地に行くのだからいろいろやることにしています。そうすれば、多分、発電所への愛着も高まるのじゃないでしょうか。
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