宮城でメガソーラーが稼働したようですね(東京センチュリーと京セラ共同出資の「宮城・黒川メガソーラー発電所」が完工)。28MWというから大変大きな規模の太陽光発電所です。写真を見たら整然と設置されているように見えますが、これでも景観破壊などと言われるのでしょうか? 少なくとも災害を起こすような設置ではないですね。京セラは太陽電池では世界の老舗ですし、本業では日本を代表するような会社です。それにふさわしい仕事をしていると思います。
最近はあちらこちらで不適切な設置の太陽光発電所が見受けられ、太陽光は環境破壊の権化のように言われたりしています。確かにそういう発電所は見るからに酷く事故を起こしそうですから、言いたくなるのも判りますけれど・・・、それらが太陽光発電の代表のように言われたくないですね。
このような酷い設置が出てきた背景には、FITで太陽光が儲かるとわかって金目当ての業者が一気に参入してきたこと、太陽光に関する規制が甘くて不適切な開発や工事がやり放題だったことなど、いろいろ原因はあります。その後、FIT法を改正して規制を強化していますが、効果が出ているのかなぁ。全体の内、どれぐらいが不適切な設置なのでしょう。
私が見ている限りではしっかり設置している方が圧倒的に多いと思いますけれど、判官びいきでしょうか。少なくとも、昔から太陽光発電で仕事をしてきた会社は、しっかりとした設置をしているように思います。また、社会的名声のある会社も、評判を落としたくないのであまり酷いことをしないと思います(もっとも、最近は社会的に名声のある会社でも検査不正やデータ改ざんなどを行っているので、自信を持っては言えませんが・・・)。
昔からの老舗でなくて新しい会社でもしっかりした仕事をしているところはあります。そういう会社は、今後も太陽光の仕事を続けていくためにいい加減な仕事をしたくないのでしょう。
FIT買取り価格が下げられて、FIT法が改正されて、金儲けだけの会社は退散して行ったと思いますが、発電所は社会インフラの一つですからしっかりとした会社でやりたいですね。設置する時には実績や業務姿勢などを見て、信頼のおける会社を選びましょう。少しお金はかかりますけれど。
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