太陽光発電業界は「不況業界」入りですか?

不況業種

バブルが去った太陽光発電は不況業種入りという記事がありました( 「グリーン新電力」という一縷の望みも絶たれた太陽光発電)。「瀕死状態」と書いてありましたがそれほどのものでしょうかねぇ。この記事の現状の捉え方には少し異論がありますが、取りあえずこれまでのレビューにはなりました。

 

状況の捉え方への異論として指摘しておきたいのは、太陽光バブルは初めから3年ほどで収束させる予定であったので不況は予想できた筈という点です。当初FITの導入については反対も多かった中で40円/kWh(税抜)という破格値でスタートしたのは、早急に先行諸国に追いつくためであり、破格のFIT価格はすぐに抑える計画だったと私は記憶しています。私自身、初め40円と言うFIT価格を聞いた時は驚きましたが、すぐに収束させる方針と聞いて納得していました。

 

もっとも、このような政府の方針と言うのは守られないことも多いのですが、FITに関しては見事に計画通りに買取価格を引き下げているなと感心しています。

 

従ってこの業界に投資した人達はそういう事前情報を得られた筈です。十分に情報を得ずに投資していたとすると、ちょっと投資家としてはどうかなと言う気がします。また、判っていてもコントロールがうまく効かなかったのかもしれませんし、ダメになったら大胆にリストラするつもりだったのかもしれませんから、単純に不況と言うのとは少し違うように思います。

 

まぁ、不況と言えば不況な業種になるかもしれませんが、今喘いでいるのはやはり読みの甘かった会社と言えるでしょう。はっきり言って太陽光発電にしっかりと取り組んできている会社には、むしろ今の状況を「いい加減な会社が淘汰される」と喜んでいるところも多いようです。

 

太陽光発電と言うのはコストの高いエネルギーで、これをうまく使っていくにはFITのような導入策も必要ですが、取り組む側も息長く工夫してく努力が必要です。バブルの時は金儲けだけが目当てのたちの悪い投資家もいました。そういう人たちは早く立ち去って欲しいと思います。初めに高FIT価格で普及に弾みをつけるのは仕方無かったとして、それを落ち着かせるための今の不況も必要悪だと思います。現在の状況がおかしいとは思っていません。

 

少なくとも今回の導入策のお蔭で太陽光発電に真面目に取り組んでくれる人が随分増えて良かったなと言う印象を私は持っています。

 

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