富山市は官民連携で小学校跡地にネットゼロエネルギー地区を作ったそうです(富山市に「ゼロエネ街区」完成、「太陽光+蓄電池+燃料電池」)。公共施設と住宅21戸が建設され、住宅は201平米の土地に太陽光+蓄電池+燃料電池が配備され3500万円だそうです。これを高いと見るか安いと見るかは個人の好みもあるでしょうが、土地の高い首都圏に住んでいる者には安く見えてしまいますね。
こういうプロジェクトを見ると住宅への蓄電池や燃料電池導入も定着してきたのだなという気がします。これからは単にこれらを使うと言うだけでなく、具体的な製品構成でユーザーの満足度の高さを追及していくことが必要とされますね。各容量や価格、使い勝手が製品評価の決め手となってくるでしょう。
ただ燃料電池は本当に必要でしょうかねぇ? 非常時を考えると必要と言う理屈は単純ですが、こういうシステムは系統連系が前提であるはずなので、それに太陽光と蓄電池でバックアップできますから。また、コジェネで熱供給に使えるという理屈もあるでしょうけれど、普通の家庭ではコジェネするほどの熱需要があるのは珍しい例。燃料電池をどのように使うのでしょうか。3つも設備があると、これらを使いこなすのは難しいと思いますが。
まぁ、そのような課題があるので、このようなプロジェクトで経験を重ねていくのでしょう。
それにしても3500万円って安いな。土地代はいくらぐらいなのだろう?
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