FIT制度が抜本的に見直されるという話はありましたが、終了になるとは思ってもいませんでした(太陽光発電の買取り終了へ 入札制度で価格競争促す)。
太陽光FIT制度は、最初の時はやたら高い買取り価格や制度の抜け穴があっておかしかったですが、経産省はその後、私の想定を上回る勢いで制度改正を行ってきています。それにしても終了ですかぁ・・・。大胆だなぁ、と思って記事を見ていると、どうやら既に欧州でFIT終了後に取り入れられている方式を取り入れるようですね。
ちょっとややこしいですが・・・、新しい方式では、発電業者は市場価格で電力を売ることになりますが、売電がある基準価格以下になった時は国から補填を受けられる可能性があります。その補填を受けるためには、あらかじめ国へ基準価格を入札し落札しておかなければなりません。当然、基準価格が低い業者が落札します。
よく考えられた方式ですね。これなら業者は多少リスクヘッジでき、国民負担は大幅に減ります。ただ、住宅用や小規模事業用(50kW未満?)にはFITが継続されるようです。まぁ、継続されても事業用の買取り価格は10円ぐらいになるのでしょう。これで2030年の目標太陽光発電コスト8.5円は確実に達成できそうです。
この影響がどのように出るのかちょっとわかりません。当面は認定済み案件が残っているでしょうけれど、それも認定価格の有効期間は期限が切られていますから、いずれ減ってきます。その後に本当の太陽光の実力が評価されることになりますが、何とか力強く立ち上がってきて欲しいです。
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