前々回にホットスポットの話をしましたので、ついでに太陽電池と火事について気になっている点について触れておきたいと思います。
太陽電池から火事が起きるということは、そうそう無い話だとは思いますが、確かにホットスポットなどにより太陽電池から発火する可能性はあります。
太陽電池の耐火試験などもあるようですが、基本的に太陽電池自体は燃え難いものなので、少々の火が出ても火事にはなりにくいでしょう。従って、野立てのように太陽電池だけしかないような場合だと、まず火事になることは無いと思います。しかし住宅屋根設置のように建築に設置されている場合、特に一体型の太陽電池は少し心配です。
後付けの太陽電池の場合は下地が不燃性の瓦なので取りあえず安心です。一体型の場合も太陽電池の下は不燃性材料で仕切っていると思うのですが、その辺り詳しいことは知りません。いずれにせよ、充填剤や端子ボックス、配線材など燃えるものもあり、一体型の場合は隠蔽されているので異常があっても気が付きにくいので心配です。
実際には、ホットスポットなどがあっても、そんなにすぐには火事にはならないので、普段チェックしていれば十分防げるのですが、何分、屋根の上の点検は簡単ではありません。多分、発火するぐらいのトラブルがあれば、おそらく電気特性にも影響が出てくると思いますので、やはり発電状況をこまめに見ておくというのが一番良い対策なのでしょうか。
ところで太陽電池から火事が起こらなくても、屋根太陽光がある家に火事があった場合、消防は感電などの電気事故を起こさないように気を付ける必要があるようです。日が当たっている限りパネルは発電してしまうのが困ったところです。最近の消防士さんたちは住宅火事の消火時に、その家に太陽光発電があるかどうかを必ずチェックするらしいです。
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