京セラがタイでの販売を拡大していくそうです(京セラ、タイで太陽光拡大 売上2.5倍目標)。
京セラは着実に太陽光をやっているという印象を私は持っていますが、それでも中国の低価格攻勢に耐え切れず、国内のパネル工場を集約していたところだと思います。京セラは中国にもパネル工場を持っていたと思いますので、そちらに生産を移して価格対抗しようとしているのかもしれません。タイで生産していたかどうか知りませんが、いろいろなネットワークを活かして販売強化し、売上2.5倍を目指すようです。
太陽光の海外販売を強化するのは、日本の国内市場の伸びが見込めなくなってきたことと、東南アジアなどに今後の伸びが期待できることが理由のようです。パナソニックも同じような背景から海外営業を強化していたと思います(パナソニック、太陽光パネル事業を海外で強化 販売比率9割に 平成31年度以降)。
いずれにせよ、単に中国の安値攻勢に晒されるだけでなく、前向きに取り組むネタがあることは歓迎です。日本の太陽電池メーカーは総合メーカーが多いため、営業にいろいろなネットワークが利用できたり、他製品との組み合わせで営業できたりするところが強いかもしれません。
もちろん、太陽電池の高効率化などの技術競争力強化も進めていって欲しいと思いますが、あらゆる面から太陽電池の競争力を強化していって欲しいですね。
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