シリコン太陽電池の誘導灯はもう珍しいものでは無くなりましたが、有機太陽電池を使った誘導灯の実証を有機太陽電池技術研究組合がNEDOのプロジェクトで実施したようです(有機太陽電池の自発光デバイスを実証、埼玉県所沢市で誘導灯として)。普通の人にとっては有機の太陽電池であろうがシリコンの太陽電池であろうがどちらでもよい話ですが、何とか市場に食い込みたい有機太陽電池としては有益な試みなのかもしれません。
私にはあまり興味のない分野ですが、実施場所が自宅の近くだったのと、紹介記事に載っている写真では太陽電池が影になっているのが気になって、様子を見に行ってきました。
場所は駅前ロータリーで、中央グリーン帯の周囲の北面を除いた東・南・西の3面に設置されていました。
南面は下のように日当たりは良いのですが
午前中だったので西側は日陰でした。
プロジェクトでの実証目的は実使用環境下における耐久性などの確認と課題抽出、解決となっています。・・・まぁ、よくある実証目的です。
記事では、有機太陽電池は「低日射でも発電できる利点がある」(私は疑っていますが)ということなので、穿った見方をすれば、影に設置しても十分に稼働できるということを実証したいのかもしれません。
ただ、15cm角の太陽電池でLEDを駆動していますから、発電容量は十分あると見られます。やはり有機太陽電池で一番の問題とされる耐久性の実証と見るのが素直なのでしょう。
近くなのでたまには見に行こうと思います。
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