天気:快晴
屋根太陽光発電量:19.19kWh
場所:埼玉県
パネル容量:実質4.2kW (ソーラーフロンティア)
パネル1kWあたり発電量:4.57kWh
風が強かった。風が強いとパネル温度が下がって発電効率が少し良くなる。風力発電じゃないが。
屋根上に後から設置したパネルだと裏側からも冷やされるので屋根一体型より有利。
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「途上国太陽光発電支援」
具体的な話になる前に基本的な考え方を整理。
JICA (国際協力機構) のような国家の組織が国際協力を行う場合は、単にプレゼントを行うだけではダメで、その国の後の発展に寄与しなければなりません。これ点が、個人やNGOなどが国際協力を行う場合と大きく異なります。個人やNGOの活動では単なるプレゼントでも十分に評価されます。
太陽光発電は未電化村の電化手段としてよく用いられました。従って、未電化村に行って太陽光発電システムをあげると当然喜ばれます。しかしそれだけでは仕事をしたことになりません。
未電化村で使われる太陽光発電システムはバッテリーを用いたシステムです。
バッテリーは寿命が短く、3年ほどで取り換えが必要となります。
バッテリーは数千~一万円ですが、未電化村の人にとっては高価で簡単には購入できません。
従って、バッテリーの寿命とともにほとんどのシステムは動かなくなり放置されるてしまいました。
未電化村の人は2-3年間電気を使えましたが、その後は昔の生活に戻りました。
これでは何のためのプロジェクトだったのか分りません。
しかしほとんどの太陽光プロジェクトはこのような道をたどり、結果、多くの太陽光システムが2-3年で放棄されてしまいました。
これには有効な解決策はなく、今では太陽光発電を使って未電化村を電化するというプロジェクトは下火になりつつあります。
具体的な話については、また紹介していきたいと思います。
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