天気:晴れ
本日の屋根太陽光発電量 :24.24kWh
場所:埼玉県
パネル:ソーラーフロンティア、実質4.3kW
パネル1kWあたりの発電量:5.64kWh
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ホットスポットというのはパネルのトラブルで、動作中に一部が異常に高温になってしまう現象です。パネルに良くないだけでなく、場合によっては火災を引き起こす恐れもあるので、できるだけ避けたいものです。
ホットスポットには2通りあります。
一つはタブの接続不良などで接続面の電気抵抗が大きくなり、電流が流れたときに発熱するものです。
もう一つはなかなか理解しにくいものですが、パネルの中で電流の少ないセルがあると、他のセルからそこに無理に電流が流れ込み、結果的に発電とは逆に電力を消費することになります。消費した電力は熱となって、そのセルを過熱してしまいます。
2番目の現象は、セルの不良によって起こるだけでなく、たとえばパネルの一部に枯葉が付着したり、何らかの影が一部に掛かった時に、そこのセルだけ電流が少なくなるのでホットスポットになる恐れがあります。
パネルの掃除は発電量を維持するだけでなく、ホットスポットを避けるうえでも必要でしょう。
ホットスポットの影響を抑えるためには、バイパスダイオードも有効です。
普通のパネルなら、2つか3つのバイパスダイオードが出力ボックスに入っていて、不良セルを含む一連のセルををまとめてバイパスするようになっているので、ホットスポットは起こりにくいでしょう。
本当はセル一つ一つにバイパスダイオードをつけるとよいのですが、それは大変なので20個ほどのセルをまとめてバイパスするようになっています。このためホットスポットを起こす確率はバイパスダイオードのおかげでかなり低くなりますが、依然としてホットスポットを起こす恐れは残っているのでご注意ください。
ホットスポットを見つける一番簡単な方法は、サーモビュアーで見てみることです。そこだけ高温になっているのが一目瞭然で判ります。
落ち葉などの外部要因でホットスポットを起こしている場合は、それを取り除けばよいだけですが、セルの不良で起こしている場合は修理は無理なので、パネルごと取り替える必要があるでしょう。
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