東電の電力小売り会社と言えば既に東電エナジーパートナーがありますが、これとは別に新電力会社を作るそうです(東京電力が電力小売りベンチャー設立、再エネのP2P取引も)。2019年問題が近づき、いろいろな会社が新しい電力取引に進出してきている中で、東電はフットワークの良いベンチャー会社を作って望むと見られます。
事業の中身もかなり具体的に決まっているようです。2019年問題を意識して家庭需要家を対象とし、「あしたのでんき」という名前で「標準プラン」と「たっぷりプラン」の二通りのプランを用意しています(記事にはもう少しプランの詳細が載っていますので参考にしてください)。
まぁ、この辺りは他の新電力と同じような攻め方ですね。ただ、この新会社にはフィンテックやブロックチェーンの専門家が居て、太陽光発電や蓄電池の電気をピアツーピア(P2P)で他の家庭と直接売買できるプランも考えているそうです。これが2019年問題に対応した戦略ですね。こういうプランがあれば、高荷買取りの終わった住宅太陽光発電オーナーの電力売り先選択範囲がグッと広がりますので、この会社と契約するオーナーも出てくるでしょう。
多分、東電さん以外にも同様のプランを提供するところは出てくるでしょう。そして、それらが競争して、より良い取引が生まれてくることが期待されます。いやぁ、そういう取引こそ、私が2019年問題以降に期待しているものです。
わが家の太陽光発電の高値買取り終了までにはまだ5年ほどありますが、その頃までには新しい電力取引サービスが充実していることでしょう。その時にはどういう選択をしようか、今から楽しみになってきました。
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