私は50kWの太陽光発電所を2基持っていますが、その内の1基が今年5年になりますので、今年の定期点検では絶縁試験や地絡試験をすることにしました。点検と言っても委託先に点検内容を依頼するだけですので大きなことは言えませんが、真面目に行っているつもりです。
しかし、パワコンによっては危険で絶縁試験を行えないものがあるそうですね。驚きました。海外のパワコンはほとんど絶縁試験が行えないそうです(分散型パワコンの盲点「点検時の関電・損傷リスク」、保安協会が断る場合も)。
記事によると「高圧の太陽光発電設備を電気技術主任者が定期点検するという制度は、世界中で日本と韓国にしかない」そうで(韓国と一緒というのはアレですがそれは置いておいて)、海外製のパワコンは点検を想定した設計にはなっていないようです。
具体的にはパワコンの太陽光側入力にスイッチが無く、コネクタを介して太陽光ストリングを直接繋ぐようです。このコネクタが安全設計でなく、絶縁試験時にはストリング側を切り離さなければなければなりませんが、コネクタでストリングを切り離そうとすると事故になる可能性があるようです。
太陽光ストリングはDCですから高圧となると適切な機器で切り離さないと危険です。保守会社によってはコネクタでのストリングの切り離しを禁止しているところもあるそうです。そうなると、絶縁試験はできませんね。低圧ならDCでも大丈夫かなぁ。やっぱり怖いですね。
それにしても、海外では点検しなくて良いということですかね。そうは言っても日本では法律で決められているので、やらざるを得ません。今年の5年点検は国内メーカーのパワコンなので良かったですが、もう1基は海外製なので要検討です。
コメントを残す