CSSと言う会社が太陽光発電の発電データを無料診断するサービスを開始しました(費用はゼロ円、太陽光発電所の発電性能を自動診断するサービス)。この会社は風力から始めて太陽光発電も行い、その発電診断の経験を外部サービスとして提供するようです。こういうサービスは普通、監視装置とのセットで提供するものが多いのですが、この会社ではユーザーの持っている監視装置に対して診断サービスを行う点が特徴です。
サービスでは毎月の診断を無料で行いますが、その後のコンサルティングを有料にしてビジネスとして成り立たせようとしています。どれぐらいの診断ができるのか良く判りませんが、無料と言うことであれば使ってみても良いのかもしれません。
ただ、発電所に監視装置が備わっていることが条件になります。これまでの低圧連系のユーザーには監視装置を付けていない人が多く、そういう人は残念ながらこのサービスを利用できません。しかし、最近ではユーザーの意識も高まってきて、監視装置をつける人が増えたようです。また監視装置の機能も高まってきて、ストリング監視の機能までできるものも出てきています。
ストリング監視までの機能がついているのは確かに診断には良いのですが、普通の50kWの発電所でも何十ものストリングがあるので、これらを毎日見るのは結構面倒くさいものです。発電所のオーナーにはそれぐらいやって欲しいと思いますが、無料で見てくれる人がいると助かるでしょう。
このサービスは診断自体は無料なので、CSS社側から見ればトラブルや問題がないとビジネスになりません。太陽光発電所も意外にトラブルがあると聞きますが、ビジネスになるぐらいあるのでしょうか。診断内容とトラブル対応能力でCSS社のサービスの質が決まると思います。
こういうサービスも競争が激しくなってきたようです。監視装置を出している会社も通信料金とセットで同じようなサービスをしていますから、ユーザーは全体を見てどこを利用するか決めていくことになるでしょう。
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