少し前に「炭酸ガスと水で効率的に石油を合成できる」という発表がありました。またガセネタかという思いが強かったのですが、少し調べてみると京都大学の名誉教授の発表でChemical lettersに投稿されているようです。ちょっと名前負けしてしまいました。迂闊なことは言いにくいですね。
この手の発表としては・・・、
随分前に常温核融合の話が出た時は随分大騒ぎになりましたが、結局、ガセネタでした。最近ではSTAP細胞がやはり大騒ぎになりましたが、捏造でした。やたらマスコミ発表に重点を置くアカデミックニュースには、どうしても警戒心を持ってしまいます。
今回の発表も、例えば「3円の電気代で100円分の石油が作れる」というような、マスコミ受けを狙っているようなところがあるのが気になります。怪しいけれど、京都大学の名誉教授だしなぁーーー、というのが多くの人の感想のようで、私も同じように感じます。
Chemical lettersの論文を読めばもう少し判るのかもしれませんが、そこはちょっと大変そうなのでサボりました。従って余計なことは言えません。
おそらく京都大学の名誉教授ですから、合成のプロセスや理論的な内容についてもっとアカデミックな報告が続くと思います。
ここは様子見と言うところですかね。
最近のコメント