太陽光発電が本当に電源として使われるようになるためには、不安定な出力を安定化する機能を持つことが必須です。このためスマートグリッドやバッテリーを使う試みいろいろ行われ、私も日ごろからそれらに関心を持っています。
昨日はEVのリユースバッテリーを利用する話を紹介しました。今日はナトリウムイオンバッテリーの話を紹介します。
今、よく用いられているバッテリーはリチウムイオンです。リチウムはそれなりに埋蔵量があるようですが、今後用途が拡大すると供給不安があるようで、リチウム代替としてナトリウムイオンバッテリーの研究開発も進められていたようです(ナトリウム電池が実用へ、再生エネから自動車まで)。ナトリウムがうまく行けば大幅にコストダウンの可能性もあり、太陽光発電だけでなくEV利用などでも期待されるでしょう。
私はあまりこの分野のことに詳しくありませんので、記事に書いていることを信用するしかないのですが、記事によるとリチウムイオンバッテリーと同じくらいの性能があるようです。ただ、こういう記事はやたら良いことばかり書くことがあるので、少し控えめに読む方が良いとは思っています。
よく読むと、ナトリウムを電極材料に加工するところが難しそうで、量産化に課題があるように思えます。難しい正極材料をキログラム単位でバッチ生産できるようになったとありますが・・・。
楽しみなニュースなのですが、まだじっくり見ていかないと判断がつかないような気がします。バッテリーについては他にもいくつか提案されているので調べたいと思っていますが、当分はリチウムイオンバッテリーが有望なのでしょうか。現状は鉛が多いですが、鉛はやはり有毒性があるので使いたくありませんからね。
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