ちょっと今日は閑話休題的な内容ですが・・・・、
今日のタイトルを見て何が言いたいかお判りでしょうか。結構、知っている人は知っていますが(あたりまえか)。
電線の色の話です。
身の回りの電気機器で直流を使っているものは、ほとんどのものがプラスを赤、マイナスを黒で配線しています。私はそれが当然のことと思っていました。太陽電池の仕事をするようになってからしばらくして、プラスを赤、マイナスを黒で配線したところ、「黒をマイナスにした奴はどいつだ!」とえらい剣幕で怒られました。
聞けば重電の分野では黒をプラス、白をマイナスにするのが常識のようです。確かに電力の制御設備などの盤を開けてみれば、黒プラス、白マイナスで配線されています。弱電の分野とは違う・・・知らなかった。
昔の太陽電池は小さな設備ばかりだったので、赤プラス、黒マイナスでも通用していました。しかし、だんだんと設備が大きくなって数十kWぐらいの規模になると、重電の仕様に対応しないといけなくなりました。
今では太陽電池自体にコネクタ付の黒ケーブルがプラスにもマイナスにも取り付けられていますので、配線色はあまり関係なくなっています。そもそも、太陽電池はいくつも直列につながれて使われるので、プラス/マイナスの色を変えても判りにくいところがあるので、今の形の方が良いと思います。自然に今のような形になったのでしょう。
すみません、単なる昔話でした。
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