このセミナーは電気技術者協会が行っているもので、太陽光発電用ではありませんが無料なので向学のために行ってきました。太陽光発電でも高圧連系の場合は電気主任技術者の保安対象になり、連系用の設備保安は一般の電気設備と同じですから参考になる話もあるだろうと思いました。
半日のセミナーで総括的に行われていましたので、細かい技術内容を理解するには不十分ですが、何となく様子を知るには役に立ちます。とにかくトラブルが起こりやすいのは開閉器やケーブル・トランスなどで、事故例などが取り上げられていましたので、その辺りを今後勉強していけば良いのだなということは判りました。
で・・・・・、
設備保安のためには長期保全計画を立てて計画的に実施していくことが有効と言われます。セミナーでは下のような図が紹介されていました。
保全計画の内容はともかく、グラフの分類が「受電設備」「配電設備」「太陽光発電設備」! なんとまぁ、太陽光発電設備が受電設備や配電設備と同じレベルで捉えられている??? そこまで太陽光発電が市民権を得たことに取りあえずは感激。
それにしても太陽光発電の保全計画実施状況は悪いですねぇ。どうもこのグラフの分類は太陽光発電が市民権を得たというより、太陽光発電の保全の悪さを強調したかったのではないかと思います。
このセミナーは電気主任技術者を対象としたものなので、データは高圧連系の太陽光発電のものだと思います。電気主任技術者による管理を必要としない低圧連系の場合はもっと酷いことになるでしょう。
さすがにこれは改善して欲しいですね。 思わぬところで太陽光発電の話題に遭遇してしまいました。
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