来年度の太陽光発電FIT買い取り価格として、産業用が25円、住宅用として30円前後という案が検討されているようです。これまでの例から、ほぼこの価格で決まると思います。
産業用は初年度の40円からかなり下がり、低圧でのグリッドパリティに近づいてきました。安いという意見もあるようですが、FIT賦課金による国民の負担を少しでも少なくする必要があるので、可能な範囲で安くしていかなければならないのでしょう。買取り価格が下がったのに対抗して発電所コストを下げるため手抜き工事などしないような仕組みづくりも必要になって来るでしょう。
買取り価格検討には次のような値が参考にされるようです。
- 設備コスト 27万円/kW
- 設備利用率 14%
- IRR 6% (間違っていました5%だと思います)
- 土地造成費 0.4万円/kW
- 接続費 1.35万円
- 維持費 0.6万円/kW/年
昨年の実績などから得られた値のようですが、太陽光発電をする者にとっても参考になりますね。27万円/kWなら50kWで1350万円ということになり、これは可能かなと思います。設備利用率はその土地の日照条件にも大きく依存するので、14%だと雪国など日照の少ない地域では難しいのではないでしょうか。また最近の事故などを見ていると、土地造成費がもう少し欲しいような気がしますが、どうなのでしょう。逆に危ないところには作るなということでしょうか。
土地にあまりコストがかかると難しくなりそうです。利用できる遊休地があれば良いのでしょうが・・・。しかし、町にいても10kW以上載りそうで日当たりの良い屋根はまだまだ多く見られます。こういうところをもっと利用できないのでしょうかねぇ。
私はまだ第2号発電所の時間がかかっていて、その後のことはまだ考えていないですが、FIT価格が下がってきたこれからの太陽光発電にどう取り組むかの方が、より重要なのだろうなとは思っています。思っているだけですが・・・。
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