発電量実績(パネル実質4.3kW、埼玉)
5月7日 26.82kWh
5月8日 26.52kWh
5月9日 21.71kWh
5月10日 30.64kWh
1日平均発電量 26.4kWh
パネル1kWあたりの1日平均発電量 6.14kWh
稼働率 6.14kWh ÷ 24 時間 = 0.256
ずっと天気が良かったが、この時期は稼働率25%まで行くのか。
経産省の示している年間平均稼働率の2倍になるな。
気候の良い時にどんどん稼いでおくれ。
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ホットスポットについて少し捕捉。
以前に書いたように、ホットスポットには2通りあります。
一つは、電流の少ないセルに対して他のセルから電流を流そうとした結果、そのセルが抵抗のような状態になって発熱する現象。
もう一つは配線の中に高抵抗部分があって、そのために発熱する現象。
一般的にホットスポットというと、上記の前者のことを指しています。
これを避けるために、通常はパネルを作るときに電流少ないセルを除外するようにしています。
しかし、単にセルの品質を揃えるだけでは、ホットスポットを防ぎきれません。
セルの品質が揃っていても、例えばパネルの上に枯葉などが付着すると、そこのセルだけ発電能力が下がってしまい、他のセルから電流を流そうとしてホットスポットになることがあります。
従って、ホットスポットはパネルの品質にかかわらず、使用状況によって起こることがあります。
しかもホットスポットが原因で火災を起こす恐れさえもあります。
このためにパネルの認証試験ではホットスポットの検査もすることになっています。
細かい試験条件は覚えていませんが、パネルにわざと影をつくりホットスポットを起こさせ、異常が発生しないか調べます。
日本のほとんどのパネルは認証試験を合格したものなので、ホットスポットによるトラブルは起こりにくいとは思いますが、10年・20年の長期の信頼性についてはまだ不安もあります。
野立の場合は、サーモビュアーで見れば、ホットスポットを比較的簡単に発見することができます。
ホットスポットがあり、そのためにパネルに焼損などあれば、交換してしまえばよいでしょう。
しかし、屋根設置は場所が悪いのでやや問題です。
サーモビュアーで見ることができるか、ホットスポットを発見できても修理することができるか問題があります。
屋根はなかなか保守が難しいので、一般的に屋根用のパネルには高品質のものを使い、その結果、野立よりもややコストが上がる傾向にあるようです。
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