「モデル3」と言われるテスラ社の新しい電気自動車が発表されました(テスラ社が中価格帯の量産EV)。価格は約390万円で、最大の売りは一回の充電で345kmも走行可能ということです。電気自動車もかなり実用的になってきました。自動車界にも革新の波が押し寄せてきているのでしょうか。
自動車の話であるのに私が関心を持っているのは、ここでバッテリーシステムに関する技術開発・市場開発が進めば太陽光発電の普及にも好影響があるだろうと思うからです。テスラ社自身もバッテリー需要に興味があるのか、昨年「パワーウォール」というバッテリーパックを発表しました。
「パワーウォール」は多分リチウム電池なのだと思いますが、それまでのバッテリーパックに比べると大幅に安くなったので、大変注目を浴びました。
実は、バッテリーというのは太陽電池よりもずっと古くからあるのに、ほとんど価格低下が無いので不満に感じていました。そこに「パワーウォール」が出てきましたので期待した訳ですが、私の試算では太陽電池も「パワーウォール」も更にコストが下がらないと、一般電源として使うのは難しいという結論でした(話題のテスラ社のバッテリーパックの価値は? その2)。
太陽電池はまだコストダウンが可能だろうと期待されています。一方、バッテリーの方は良く判らなかったのですが、とにかく技術開発・市場開発を進めてもらえればコストダウンの可能性があります。特に市場の大きな自動車での利用が進むと、バッテリーの需要が大幅に拡大しますので期待度大です。再生可能エネルギーだけで頑張っていても、まだまだ市場は知れていますからね。
しかし日本の自動車メーカーやバッテリーメーカーはどうしているのでしょう? 日本のメーカーにはもっと期待したいのですが。
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