私がモニタリングしている太陽光発電所の昨年の実績についてまとめてみました。まず各地の発電量について、パネル1kWあたり一日平均量を比較してみました。グラフと数値表で示します。グラフで赤の線が我が家の屋根発電の事績です。
山口以外は関東の発電所の実績で、だいたい同じ傾向を示していますが、なかでも下野だけは良い成績になっています。下野のあたりは関東でも日照が良いと言われていることが、このデータでも確認できます。山口と言うか、今年の西日本は夏場以上に日照りが強く、また12月に多雨に悩まされました。今年の状況はやや異常気象と言うべきかもしれません。
数値表を見れば判ると思いますが、一年の平均では発電量の差は2%以内に収まっています。少々場所が違っても、同じ地域であれば一年を通じての発電量はこの程度で収まるようです。逆に言うと、この程度で収まっているところを見るとどの発電所もほぼ順調に発電しているようです。細かいところでは判りませんが、費用対効果を考えるとモニタリングはこの程度の精度で十分ではないかと思います。
私の運営している屋根発電(所沢)と野立て発電(筑波)の投資回収率を概算すると次のようになっています。
屋根発電 (3年2ヵ月):33%
野立て発電(2年7か月):36%
屋根発電は投資回収に10年かかりそうです。屋根発電はやはり割高ですね。野立ての方は順調で7年余りで投資回収できそうです。
経年変化を見ようかと思いましたが、屋根も野立ても設置後まだ2-3年しか経っていませんので、経年変化より各年の気象変動の影響の方が大きそうなので今年は見送ります。今年の屋根発電、野立て(筑波)の設備利用率は
屋根発電:13.8%
野立て: 14.0%
でした。
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