太陽光発電協会(JPEA)が太陽光発電設備の保守点検ガイドラインをまとめました。JPEAのホームページからダウンロードできます(保守点検ガイドライン)。太陽光発電設備の保守義務が強化されたことに対応してJPEAでまとめたものだと思います。
ざっと見ると、かなり多岐にわたった内容をまとめてあるように思います。対象は1500V以下の設備、と言ってもメガソーラーまで含まれますので、このような内容になったのでしょう。また、ガイドラインを出す責任もあるので、あらゆることを記載しようとしたのだと思います。特にJPEAには責任を取りたくない人が多くいるものですから(笑)。
利用する側から見ると、これだけの内容を理解・記憶するのは大変だと思いますが、メガソーラーの保守をする人などは理解しておくことが望まれます。
一方、住宅用や低圧連系の発電所の保守にここまでの内容を理解する必要があるのかなという気もしますが、まぁ、理解しておけばいろいろ参考になります。特に役に立つのは付属Bの点検リスト例だと思います。このリストを参考に点検すると、見落としを防ぐことができるでしょう。
ガイドラインの内容にはIVカーブの意味など、かなり専門的なものも含まれています。いきなり完璧理解を目指さず、点検リストを参考にしながら少しずつ理解して知識を付けば良いのではないでしょうか。それには良い資料だと思います。
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