昨年から東証に開設されたインフラファンド(インフラ投資法人)市場は太陽光発電の資金調達を意図しているようで、これまでに「タカラレーベン」と「いちごグリーン」が上場しています。
タカラレーベンは第一号だったためか、公開初日には10万円の額面に対して14万円まで値が上昇しましたが、その後はジリ貧で、今は10万円ほどになっています(下図)。
いちごグリーンはもっと哀れで、公開日から額面割れ、その後一瞬10万円になりましたが、ジリ貧で今では9万円ほどになっています(下図)。
まぁ、こんなもんなんですかねぇ。
どちらも年5%ほどの分配金を予定していますので、それほど悪くない投資ですが、太陽光発電のファンドで5%を分配するのはかなり厳しい気がします。しかもFIT買い取り期間中は良いですが、期間終了後は売り上げが激減するでしょうから、収益はほとんど無くなるか、赤字にさえなるかもしれません。
そうするとこのファンドは分配金が元金を喰って、20年後には価値が無くなってしまうのでは・・・・、それでも5%分配なら投資は回収できますけれど、儲けはありませんね。
このために値がジリ貧になっているのでしょうか。私はこのファンドの仕組みを知らないのであまり言えませんが、こんな想像をしてしまいます。まぁ、勉強のために「タカラレーベン」だけ1株買っていますが、なかなか「いちごグリーン」まで買う気になれません。
もう少し値が下がれば買う価値があるかもしれませんが。
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