太陽光発電シンポジウムに行ってきました(抑制の緩和方法)

シンポジウム

太陽光発電シンポジウムは昨日と今日の2日間で、今日も参加してきました。いろいろ関心を持ったことがあるので順番に書いておきたいと思っています。

 

今日はグリッドパリティの問題に一番興味を持ちましたが、その話は明日にして、今日は抑制の問題で面白い話を聞きましたので報告します。

 

皆様もご存じのように、抑制とは「電力消費が少ない時に太陽光発電が大量に発電すると、その地域の配電電圧が高くなりすぎるので、発電を停止させないといけない」という問題です。当然、停止中は損失になります。

 

九州電力管内に太陽光発電が多く設置され、電圧異常の恐れが出て九州電力が太陽光発電に抑制を無制限にかけたいと言ったために大問題になりました。

 

この問題、太陽光発電を設置した方には何の悪意もないのに、まるでペナルティーを課せられているようで不満が残ります。また、太陽光発電所の設置状況や系統・需要の状況により、一部の発電所に集中的に抑制が起こる恐れもあります。

 

それに、抑制があると収益が予想できなくなるため、九州電力の発表以来、銀行が太陽光発電への融資を渋るようになりました。その結果、新規の発電所建設が難しくなってしまいました。

 

このようなことから業界では抑制の負担を緩和する方法は無いかと考えていたようです。まだ答えは無いようですが、考え方として抑制を発電所でシェアして緩和できないか考えているようです。物理的に抑制自体をシェアするのが難しいなら、抑制は一つの発電所で起こっても、金銭的な損失はみんなでカバーするような料金体系、あるいは補てんメカニズムを作れないか考えているようです。

 

このようなメカニズムができれば良いのですが、それも料金体系でできれば良いのですが。みんなが同調してくれるかどうか。それに電力会社の協力も必須ですね。メカニズムを考えられても、関係者の調整が大変そうですね。難しいかなぁ。

この問題ちょっと注目です。

 

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