パナソニックとテスラが太陽電池で協業するという話は昨年からありました（テスラとパナソニック、など）。その時にはテスラは屋根材一体型のユニークな太陽電池（ソーラールーフ）を発表していましたので（またしても話題のテスラ）、私はパナソニックがソーラールーフ用の太陽電池を供給するのだろうと思っていました。

それにしてはパナソニックはソーラールーフのことについて何も言わないので、じれったいなと思っていましたが、そうしているうちにテスラはパナソニックの太陽電池を使った普通の屋根載せ型の太陽電池を発表しました（Tesla、パナソニックのソーラーパネルを広告）。下がその太陽電池です。

うーん・・・、こう来たか。ソーラールーフもそれなりに需要はあるでしょうが、これはむしろテスラがユニークな太陽電池をやっているという宣伝効果が大きいと思います。その一方でメインの需要である屋根載せ太陽電池をパナソニックのものを使って着実に売り上げる、という戦法ですね。さすがにテスラは商売がうまいなぁ。アメリカの会社はこういうのうまいのかな、それともベンチャーはこういうのうまいのかな。それにしても日本の電機会社はまじめすぎるのでは。

で、 この太陽電池はパナソニックが出している日本の屋根載せ型によく似ていますが、屋根材に合わせた色で全体を揃え目立たなくするなどの工夫が見られます。記事ではソーラールーフは新築の屋根用で、既存住宅はこの太陽電池を使うと書いてありますが、新築住宅にこの太陽電池を使っても良いですね。複雑そうなソーラールーフよりこちらの方が生産の立ち上がりも早いのではないかと思います。発売時期はまだ明確にしていないようですが、テスラはかなり早く米国の屋根太陽光市場に食い込んでくると思われます。

それにしてもソーラールーフは日本では販売されないのでしょうかね。パナソニックは以前沈黙したままですが・・・。

ソーラールーフ

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