先月に北杜サイト太陽光発電所の見学を行った時に、サーモカメラによる太陽電池のホットスポットをこのブログで紹介しました(北杜サイト太陽光発電所のホットスポット)。その時、ひとつ話を忘れていました。サーモカメラについての話です。
サーモカメラは太陽光パネルの検査に有効なツールで、メーカーではドイツのFLIR社が有名です。FLIR社のものはプロ用で高価なものが多いなかで、私はE4という一番簡単なものを購入しました。それでも約15万円もするので、低圧太陽光発電所を1基か2基程度運営しているような発電業者さんには、ちょっと手を出しにくいですね。
実はFLIR社ではさらに簡単なFLIR ONEというものがあり、これをスマホに取りつけるとサーモ画像を見ることができます。下の写真の赤丸の部分がそうです。これなら3 – 5万円でそれほど高価ではありません。
しかし、こんなもので使えるのかという心配がありましたので、私はE4を購入しました。先日の北杜サイト見学の時、このFLIR ONEを持ってきている人がいましたので気になり様子を見ていると十分使えそうです。利用者は私のものに比べるとちょっとレスポンスが遅いかなと言っていましたが、実用上問題なさそうです。
この商品にはFLIR ONEとFLIR ONE Proというものがあるようで、ネットで調べるとFLIR ONE Proの方が解像度が少し良いようですね。FLIR ONEが3万円程度、PLIR ONE Proが5万円程度ですが、安い方のFLIR ONEで十分使えそうです。
プロ用のサーモカメラは結構大きくて持ってくのに嵩張りますが、このスマホタイプのものは軽くコンパクトなので、むしろこちらの方が使いやすいかもしれません。価格も安く、小規模の発電事業者さんにはこちらがお奨めだなと思いました。
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