ジャパン・リニューアブル・エナジーという会社があるのですね。資本金276億円とかなり大きな会社ですが、不勉強で知りませんでした。この会社の自営線6kmを併設した太陽光発電所が運開したそうです(山間部に6kmの自営線を敷設したメガソーラー)。
発電所が山の高いところにあるために6kmも自営線を敷設しなければ連系できなかったようです。それにしても山の上というのは空気が澄んで日射が強くなることは知っていましたが、本当に日照条件が良いのですねぇ。記事によると9772kWの太陽光で年間1286万kWhの発電を見込んでいるようです。計算してみるとパネル1kWあたりの年間発電量が1300kWhを超えることになります。売電価格がいくらなのかは判りませんが、これだけ日照条件が良いと6kmぐらい自営線を敷設しても投資回収できそうです。山の上で日照を稼ぐという発想は面白いなと思いました。
で、 ジャパン・リニューアブル・エナジーと言う会社は、ゴールドマン・サックスとシンガポール政府投資会社が出資して作ったようです。既に日本にいくつもの太陽光発電所を作っています。日本で再生可能エネルギーに投資してくれるのは有難いですが、FITを利用している場合は投資と言うよりも日本の国民から集めた賦課金を海外に持って行くことになるのでちょっと気になりますね。最近は中国やカナダなども日本のFIT市場に進出してきているところを見ると、まだまだ日本のこの市場はうまみがあるということでしょう。できるだけ日本の会社に頑張ってもらって、FITの資金が海外に流出しないようになって欲しいですね。
しかし、ゴールドマン・サックスとシンガポールの投資公社って、何かちょっとしっくりこないなぁ。
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