私の住んでいる所沢で自治体出資の新電力事業が計画されているそうです(所沢市とJFEエンジなど、再エネ主体の新電力会社を検討)。所沢市はとことこソーラー(1MW)、フロートソーラー(385kW)の太陽光発電所を持ち、それら以外にごみ発電や省エネなどにも取り組んでいました。これらが発展して新電力という話になったのでしょう。
この所沢新電力(仮称)は単に電力の供給だけでなく、市のいろいろなサービスと連係することも考えているようです(下図)。
地方自治体がこのような新事業を行うことは、取りあえず歓迎しますが、一抹の不安も感じます。自治体が起こした第3セクター事業が破綻した例は良く聞きますからね。自治体が事業を起こすと、どうも経営意識が少ないというか、役人的で見栄えを良くしようとなりがちです。これはそんなことないと期待しますが、しかし、上の図にある赤ちゃんすくすくサービスって何だろうな???
埼玉県で自治体が新電力に取り組むのは、これが初めてらしいです。地方自治体が電力事業に取り組むという話は、今ではそれほど珍しいわけではありませんが、皆さんどのような思惑で取り組むのでしょうね。これまでの様子を見ていると、どこともこれといった経営戦略は無いように思います。今回の所沢新電力もあまり戦略があるように思えませんが、下図のような組み合わせで事業体を構成するらしく、この中でJFEエンジが地方新電力の経験を多く持っているようなので、そこの経営力に期待することになるのでしょう。
うまく行くのか、ちょっと気になりますね。様子を知りたいところです。所沢市が参加する事業なので、市からの情報公開で知ることができるのでしょうか。民間会社として運営されると難しいかな?
まずはうまく行くことを祈っていますが、更に地元での話なので何らかの形で情報収集もできたらなと思っています。
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