北海道電力は電力網を安定化させる機能を持った揚水発電所を稼働させたらしいです(再生可能エネルギーの出力変動も吸収、落差369mの揚水発電で電力網を安定化)。揚水発電は深夜電力などで揚水して昼間の電力需要に対応する機能で有名ですが、更に電圧や周波数の変動に瞬時に対応する機能を持たせて、再生可能エネルギーの変動にも対応できるようにしたということです。
北海道電力なので本州にいる私のところはあまり関係ないのでしょうが、とにかく再生可能エネルギーの利用を望んでいる人にとっては良いニュースと言えるでしょう。北海道では風力発電をもっと導入したいけれど、系統側の限界で導入が難しいという話があったように思います。太陽光より風力に朗報なのかもしれません。
ところで、
この揚水発電所を建設したのは北海道電力ですが、このコストはどのように取り扱われるのか気になりました。再生可能エネルギーの変動を吸収するためなら、再生可能エネルギー発電のコストと考えられます。今は原発は動いていないので、原発の深夜電力を吸収する必要はありませんが、その他の発電の需給調整に使われるかもしれません。
どの発電のコストと考えるのだろう?
これが総発電分離になったら、どう整理するのだろう? 需給のバランス調整なので、まとめて送電コストと整理してしまうのかな? そうすると送電コストと言うのは意外に高くなるのかもしれません。このあたり、あまり勉強していないので、まだ良く判りません。
いずれにせよ再生可能エネルギーにとってこのような調整機能は必須なので、いろいろな方法が試みられコストダウンされていくのは嬉しいことです。
北海道電力、頑張っているんですね。
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