太陽光発電の保守ツールとしてはソラメンテが有名ですね。ストリングの抵抗を測ることで断線などが起こっていないかチェックすることができます。最近では同じようなものが各社から出されているようで、新栄電子計測器のPVレジスタンスチェッカーもその一つでしょう。他にもありそうだな。
PVレジスタンスチェッカーもソラメンテと同じように、ストリングのチェックを行います。異常があったストリングに対して、更にモジュール毎に異常がどこにあるか調べていきます。新栄電子計測器の場合はモジュールドクターを使ってこれを行うようです。両者、機能的にはあまり差が無いので、ソラメンテとPVレジスタンスチェッカーのどちらを選ぶかはサポート体制や価格で決めることになるのでしょう。
PVの保守会社はこういう保守機器を持っているでしょうから、保守を委託する場合は自分で持つ必要はありません。しかし、保守会社を選ぶ時や、保守会社がしっかり仕事をしているか知るためには、ある程度こういう保守ツールについての知識を持っておいた方が良いと思います。
PVは確かに保守の少ない設備ですが(雑草対策は大変ですが)、異常がなくても年に一度くらいは動作チェックすることが望まれます。私も年に一度行うことにしています。PVを自分で保守するか業者に委託するかはその人の好みの問題かもしれませんが、保守を行うということが大事だと思います。そして、保守に際してはこのようなツールを使って発電所を健全に運営することが望まれます。チェックは割と簡単ですから、必ず行うようにしましょう。
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