太陽光発電はエコなはずなのに、FITの補填金を狙った儲け主義に走った不良事業者が、乱開発や手抜き工事などで悪質な太陽光発電所を作ってしまい、太陽光は環境破壊だとさえ言われるようになっています。太陽光発電普及のために導入したFIT制度が台無しですね。FITを導入したエネ庁もこれには問題意識を持ち、昨年から不良太陽光発電所の取り締まりを強化するとアナウンスしていました。
私も太陽光の健全な普及のためには、取り締まり強化は必要だと思っていましたので、エネ庁の活動に期待していました。ただ、これまであまり取り締まりを行ったという話を聞かなかったので、どうなっているのだろうかと思っていましたら、再び取り締まりを強化するというニュースがありました(FIT設備の標識・柵塀設置義務違反、エネ庁が取り締まり強化)。
記事を見ると、昨年から注意喚起を行ってきたものの対応していない事業者には認定取り消しを含む厳格な措置を講じるとのことです。
まぁ、そうなのでしょうけれど、これだと昨年の取り締まり強化のアナウンスとあまり変わらないですね。やる気はあるのでしょうけれど、ほとんど進展が無いような気がします。
それに記事のタイトルを見ていると標識や柵塀設置の違反が対象のようですが、問題なのは斜面に設置されたり強度が不足しているような危険な発電所です。その取り締まりはどうなるのでしょうか。
FIT法は改正されたものの、なかなか実効が伴わず、少しじれったい思いがします。
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