豪州で住宅太陽光業者の倒産が相次ぎ、点検・管理のできない設備が大量に出てくる恐れが高まっているようです(豪州、住宅用太陽光65万台が点検業者不在、相次ぐ倒産で)。
この懸念は日本にも同じようにあると考えられますが、豪州の場合はかなり深刻なようです。日本の住宅太陽光は大手の太陽光パネルメーカーが関与していることが多いので倒産が少ないのに対し、豪州は弱小会社の物件が多いため倒産が多いのでしょう。
住宅太陽光は屋根の上に載せられているので、野立てに比べて点検や保守がずっと難しくなります。このため野立てよりも信頼性高く作る必要があるのですが、現実にはどうでしょうね。記事を見ると豪州では悪徳業者が多いようなので、怪しそうです。点検でパネル異常が見つかった場合の修理も、屋根の上だと簡単ではありません。泣き寝入りになる場合が多く出てくると思われます。
確率は低くても、日本の住宅太陽光でも同じようなトラブルになる恐れがあります。パネル異常で出力が少し落ちるぐらいなら泣き寝入りかもしれませんが、発火事故になるようなトラブル(太陽光発電で発火、10年で127件 住宅に延焼も7件)は怖いですね。やはりしっかり保守してくれる会社は欲しいと思います。
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