ハワイはアメリカで一番太陽光が普及しているらしいです。設置数や容量で見るとカリフォルニアが一番ですが、人口比でみるとハワイらしいです。おまけにハワイは島なので系統が独立しているため、もはや系統余裕が無いほど太陽光が普及してしまいました。系統負担を減らすべく、ハワイでは太陽光には蓄電池を併設する方向に進んでいるようです(蓄電池併設が必須に!ハワイ州「住宅用太陽光発電プログラム」の変革)。
系統負担軽減対策としては出力抑制する方法と蓄電池を併設する方法を設定しているようです。ただ、出力抑制する方法は買取り価格が低くなっているので、顧客を蓄電池併設に誘導したいのかなと言う気がします。
一方の蓄電池併設の場合は、太陽光で発電している朝9時から夕方4時までは逆潮できません。しかし、それ以外の時間帯は(出力抑制の場合より)有利な価格で逆潮流させることができます。蓄電池を自家消費に使うだけではない点が面白いですね。これには需要ピークとなる朝夕の需給を緩和させたいという電力側の狙いがあると見られます。
日本のFITも最近は行き詰ってきている面があります。日本もいずれはハワイのような方法を取り入れるようになるかもしれません。ただ、そのためにはもう少し蓄電池が安くならないと・・・。
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