原発が要求されているテロ対策ができないと言って、原子力規制委員会に対策設置猶予の延長を求め、理由が明確でないと断られたという話がありました。「当たり前だろう、酷い話だなぁ」と思っていましたが、私よりずっと感情的に批判している(笑)記事がありました(いかがわしい言い訳も。電力各社が原発テロ対策に消極的な理由)。
私は原発に絶対反対ではなく、既存で安全が確認された原発は再稼働させても良いと思っています(もっとも、廃燃料処理の問題を明確にして欲しいですけれど)。しかし、こういうことがあるとガッカリしてしまいますね。
経過を見ますと・・・、原発はテロ対策設置に5年の猶予が与えられていたにも拘わらず、「予想以上に時間がかかる」という理由で猶予の延長を求め、それが認められず原発を停止しないといけない状況になり、今度は「原発が止まると電気代を値上げしないといけなくなる」と言っているようです。
人を食ったような話ですよ。そもそも、本当に対策に予想以上に時間がかかるのですかね。何が予想と違ったのでしょう。どれぐらい猶予の延長が必要だと言っているのでしょう。
どっちみち必要な対策なのだから、早く実施したらよいのにと思います。実はこのままゴネて、テロ対策をうやむやにしようとしているのではないかと疑ってしまいますね。
原子力の世界はどうもこういう不愉快な行動が多いですねぇ。権力におもねって逃げ道を作り、責任逃れして説明責任を果たさない。こういうことをすると、世の中の信用をどんどん失ってしまいますよ。
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