東電PGは送電線の運用を見直し、再エネなどの大量接続を確保したと発表しました(東電PGが公表した「再エネ接続を増やす画期的な系統運用」の威力)。確かに東電さんは頑張って計算して、送電線余裕を確保したのだという点は理解しますが、これって画期的と言うほどのモノでしょうかね。
一昨年に京大の安田教授により送電線ガラガラ問題を取り上げた時に、海外では「コネクト&マネージ(とりあえず発電所をつないで、後は何とかする)」で送電線余裕を確保する方法が広く使われていることを指摘していました。今回の東電PGの方法は、その方法を使っただけのことだと思うのですけれどね。
従来のように上から目線だけでなく、外からの意見を素直に受け入れたという点では画期的かもしれません。
まぁ、それに細かい計算ではいろいろ面倒なところもあるのでしょう。それでも東電さんがあまり文句も言わずに検討してくれたことは評価します。でも、送電線に余裕があることは彼らも判っていて、受け入れざるを得なかったことだと思いますよ。
とにかく東電管轄エリアはかなりの余裕が送電線にあることが分かった訳ですが、他の電力会社エリアではどうなのでしょうね。東北電力など、早く検証して欲しいですね。
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