昨年の5月末に中国が太陽光発電に対する政策を導入促進から抑制へと変更し、中国の太陽光市場には大きくブレーキがかかったように思われました。しかし今年になってしぶとく復活しているようです。IEAの発表(「太陽光が再エネ2ケタ成長への回復をけん引」、IEAが発表)を見て、そう思いました。
まず、上図を見ると判ると思いますが、2018年の世界の再エネ市場は中国の政策変更のせいで停滞したのは確かなようです。しかし2019年には再び成長に向かうようです。しかも2ケタの成長率で。
中国の市場はやはり縮小気味ですが、下図のように残りの地域のほとんどで大きく市場が延びると見られているからです。心強い話ですね。
それにしても中国の再エネ市場ってこんなに大きかったのですね。世界市場の半分ぐらいを占めていますよ。そのほとんどは太陽光と見られます。政策変更の影響で2019年の市場は減ってはいますが、年度後半には優遇策への依存度が少ないプロジェクトなどが増加し、また拡大してくると見られています。太陽光も随分安くなりましたから、中国でも優遇策なしでの市場が出来つつあるようです。そうなると2020年はもっと世界の市場が拡大するでしょう。
中国凄いですね。
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