私は日本のメーカー、特に太陽光発電関係のメーカーの味方です。日本人であり、太陽光メーカーに勤めていたので当然かもしれませんが、最近の日本のメーカーが海外メーカーの攻勢にさらされていることにはハラハラしていました。
かつて日本の太陽電池は下の写真のように世界一とさえ言われました。もちろん、過去の栄光をいくら掲げても仕方ありませんが、世界の太陽光発電の発展に大きな貢献を果たしてきたことは確かです。
FITの導入で太陽光発電市場が爆発すると、急にいろいろな国が参入してきました。太陽電池生産などは単なるターンキー産業の典型として、あっという間に他の国々が追いついてきました。その時は、太陽電池と言うのはそんなに付加価値の低い商品だったのかとがっかりしたものです。
しかし、最近、そうでも無さそうな気がしています。
太陽光発電の導入が拡大するとともに、パネルのいろいろな問題が指摘されるようになってきました。その中で、日本のメーカーのトラブルは少ないような気がします。確かに日本のメーカーでもトラブルを多発したところもありましたが、最近は少ないのではないでしょうか。
この辺りの状況を確かめたくて、最近は機会があれば各地の太陽光発電所の状況を見るようにしています。
太陽光発電の導入拡大はここ3年ほどのことなので、ほとんどの発電所はまだまだ新品のようなものです。それなのにスネイルトレイルの大量発生などとんでもない話です。こういう問題はどうも輸入物を使った野立ての太陽光発電所に多く見られる話ではないかと思っています。そういうパネルは安いですからね。しかし日本製パネルを使った発電所を間近で見る機会が意外に少なく、まだ確かには言えません。この辺り、もっと調べたいと思って、見学できる発電所を探しています。
まぁ、いろいろ制約はありますが、「日本の太陽光発電の良さを確かめられないか」というのも最近の私の道楽の一つにしています。
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