天気:晴れ
本日の屋根太陽光発電量 :28.42kWh
場所:埼玉県
パネル:ソーラーフロンティア、実質4.3kW
パネル1kWあたりの発電量:6.61kWh
今年の最大発電量を更新!!
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これまでに太陽電池モジュールのマイクロクラック、タブ、ホットスポットについて書いてきました。
今日はそれら以外で気が付いたことをメモしておきます。
まずバックシートについて。
バックシートには昔はテドラーと言われる高級なフィルムが使われていました。
これはアルミフィルムの両面にテフロンフィルムを貼り合わせたもので、テフロンで対候性を強化し、アルミフィルムで水分の侵入を防いでいました。金属は水分の侵入を防ぐうえではテフロンや高分子などよりはるかに良い特性を示します。
しかし、やはりこのフィルムは高価なので、最近は高分子だけのフィルムに代わりました。
テドラーは高価であっただけでなく、アルミフィルムで短絡事故が起きることもあったためです。
従って裏面からの湿気侵入を完全には止められないことになりました。
最近、PID (Potential Induced Deterioration) というパネルの劣化現象が指摘されるようになっています。
PIDはパネル内に侵入した水分が内部の電界やイオンと作用して、セルを劣化させる現象です。メガソーラーなどでパネルを高電圧につなぐような場合に起こりやすいとされています。
水分はパネルの周辺から侵入すると見られていますが、バックシートが弱くなったことも遠因かなと思っています。
とりあえず、今日はここまで。
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