今回、太陽光発電所(50kW)の動作チェックには「ソラメンテ」「ソコデス」「IVカーブトレーサー」「サーモビュアー」を使いました。全てが私の所有物というわけではなく、他からお借りしたものもあります。各測定器について、もう少し情報を整理しておきます。
ソラメンテ (保守管理を委託している会社の所有)
品名:ソラメンテZ
メーカー:アイテス
価格:33万円
機能:アレイ中の接続不良・断線などの有無を判定
ソコデス (太陽光発電ムラから借用)
品名:Sokodes
メーカー:システムJD
価格:85万円
機能:アレイ中の接続不良・断線などを検出し、不良個所を推定
IVカーブトレーサー (私の所有物)
品名:PROVA 1011
メーカー:オプトリサーチ
価格:15万円
機能:アレイの電圧電流特性を測定
サーモビュアー (太陽光発電ムラから借用)
品名:FLIR ?? (すみません、借り物で品名の詳細をチェックしていませんでした)
メーカー:FLIR
価格:??
機能:アレイの熱分布を測定し、異常加熱箇所を見つける
ソラメンテには上記のものの他に細長い棒のような形をしたラインチェッカーと呼ばれるものもあるが、今回利用したのは接続箱から測定する上記のタイプのものなので混同されないようにして下さい。ラインチェッカーでは直列抵抗の測定は多分できないと思います。
ソコデスとサーモビュアーを借用した「太陽光発電ムラ」というのは、主に太陽光発電を事業として取り組んでいる人たちが自主的に集まって作っているグループで、発電所を運営している人も多いので、グループの主唱者がグループ員のために保守用機材を有償で貸すサービスを行っています。今回は私もこのグループに入り、機材を借りました。
また、私が発電所を購入した会社は発電所の分譲よりファンドを集めて発電所の運営するのを中心にやっているところです。分譲した発電所の保守管理も購入者からの委託を受けてやっています。従って、多くの発電所を管理するために保守を効率よく行う必要があり、ソラメンテを使っていました。発電所の完成検査の時に彼らがソラメンテを使っていたので、今回彼らと一緒にテストを行わせてもらいました。
このように、私が所有している機器はIVカーブトレーサーだけで、今回の測定の結果起きたソラメンテとソコデスで測定される抵抗値の違いについて知るには、それぞれの所有者を通じてメーカーの技術者にコンタクトをとる必要がありました。
次回には抵抗値についてのメーカーとのやり取りを紹介しようと思いますが、このように人を通じて行ったので、多少の行き違いも起こっています。この辺りを理解して頂いて読んでいただければと思います。
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