下の絵は独立型システムの基本的な構造を示したものです。これはアフリカで使っていた絵なので、日本にはあまり適さないかもしれませんが、パネル、コントローラ、バッテリー、インバーターなどの主要機器の構成はこの絵と同じになります。
小型の独立型太陽光発電システムは12Vシステムになることを前回のブログで指摘しました。最終的にはインバーターでAC100Vにして使いますが、中で使われているパネルもバッテリーもインバーターも12Vのものです。
さて、パネルで12V仕様のものは普通に住宅用などに使われているものよりも少し小型になります。電圧だけの問題ですが、12V用のものはパネルの中のセルの数が36枚と普通のものより少なくなります。上の絵でも9枚4列で36枚にして描いてあります。
Webや秋葉原で買う時も12V用と書いてあるものもありますが、判らなければ36枚のものなら12V用です。
あとは何Wのものを買うかです。もちろんW数が大きいほど電気を多く使えるわけですが、50Wぐらいでもかなりのサイズで、もし持ち運んで使うとなれば30Wぐらいまででしょう。ベランダなどに置いて使うなら50-100Wぐらいですか。それぐらいまでなら12Vで構成しても問題ないでしょう。それ以上大きくなると、12Vではちょっと厳しく、24Vシステムで組むことになり、配線が少し複雑になります。
少しWebを見てみましたら、12V用のパネルもいろいろ出ているようです。他のパーツも組み合わせた12Vのシステムのセットも出ているようです。50Wぐらいのパネルなら1万円以下で買えるようなので、パネルもずいぶん安くなったものだなぁと感心してしまいます。
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